混合物分離とヨウ素溶液の色



a0155447_16402597.jpg ← 分液漏斗は、高校のテキストに掲載されているが、これを用いて液体混合物の分離を行う実験を経験した生徒はほとんでどいない。 
 また、ある物質を溶かして溶液を作るとき、溶媒の種類で溶液の色が異なることも理解していない。

 分液漏斗を用いて液体混合物の分離実験を行うとき、実験から結果の考察しやすいのは、ヨウ素溶液からベンゼン、四塩化炭素、トルエン、ヘキサンなどを用いてヨウ素を抽出する方法がある
 
 ヨウ素を 水、アセトン、トルエン、ヘキサン、ベンゼン、四塩化炭素、エタノールなどの何種類かの溶媒に溶かしたとき、色の溶液の色が異なる。

 実験後に空の試験管には結果を記入させる     ▼
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 【設 問】
 1.分液漏斗を使い、ヨウ素ヨウ化カリウム水溶液に溶解しているヨウ素を有機溶媒を使って抽出するとき、水、アセトン、トルエン、ヘキサン、ベンゼン、四塩化炭素、エタノールのなかで、使用できるものはどれか。
 2.使用可能な溶媒の条件は何か。
 3.どの溶媒を加えたときの状態は。     ▼
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 これらの実験には、生徒各自に考察用のプリントを配布する。     ▼
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 平素の講義で、このような資料作成のために、側にコンデジを置いて教室内で実験風景や実験の結果を記録している。 生徒のなかには、好結果が得られると、 「これを写真に撮って下さい!」  と言い出す。
(2017.4.28 記)
by TanMatsui | 2017-04-28 00:05 | 化学教育 | Trackback | Comments(7)
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Commented by shinmama at 2017-04-28 10:01 x
留守をしていた間のブログを まとめて拝見させていただきました。

旅先では 修学旅行生の子供たちの姿はあっても 学生さんの姿を見ませんでしたが
もう 春休みも終わり、講義が始まっているんですね。

最近 友人達から リタイアの葉書が次々に届く年齢になりましたが、 
Hiro様のように 現場から望まれて仕事をしている方は稀有のことだと思います。
きっとHiro様と同世代の、しかも同業の方の中でも 羨望の的でしょう。
Commented by okadatoshi at 2017-04-28 10:19
学生が高校時代には触れたことのない実験とデータの分析に興味を持っている様子がうかがえます。

近年学校訪問をする時耳にする言葉は、「ICT教育」「反転教育」です。
教師と生徒が双方向で向かい合い自ら学ばせる教育を目指しているます。
が、過去に大学入試にとらわれて実験教育が後回しにされ、教える教師自身がその世代なので授業内容をすぐに変えるのは難しいでしょう。

文科省も理科教育の底上げという必要を感じ総合理科などを新設し、地学も含めた必履修を増やしています。
そのための時間数の取り合いと教える教師の養成が間に合わず、現場はカリキュラムの編成に四苦八苦をしているように見えます。

ここでされている様な教材の組み立てができる現場の教師が育つのにはまだまだ時間が必要ですね。
Commented by TanMatsui at 2017-04-28 14:45
shinmamaさま
 これまでも書きましたように、授業を行うことに楽しみを失ったら、非常勤リタイアの
潮時と考えていますが、今のところは まだ 大丈夫のようで、毎週出かけるのに苦痛を感じません。
が、 終えて帰宅すると肉体的な疲労を感じます。

 昨日も勤務先の近くに Drag Storeがあり、そこでビタミン剤を求めて帰りました。
 そして、以前ほどの症状は無いのですが、少々目にむず痒みを覚えます (笑)
Commented by TanMatsui at 2017-04-28 14:58
okadatoshiさま
 変わらずに 楽しみながら教壇に立っていますが、今年は実践結果を記録したい心境が強まり、
このように 非公開記録と同時に、公開ブログでは画像入りの記録内容をアップしています。

 実験室で生徒実験中は コンデジを手に動き回っているので、その日の実践結果が
かなり詳細に記録できます。

 実験の重要性が叫ばれてはいますが、実験を経験せずに教師になった者が多く、
モノを見せる教育をする現場の教師が少ないのでは、やむを得ない現状ですね。
Commented by t.hashimoto at 2017-04-29 21:17 x
お久しぶりです。
画像を見ながら20年前を懐かしんでありました。
先生が実験をたくさん行って下さったこと、大学でも実験の重要性を学んだこと、有り難く思います。
分液漏斗の実験は先日、生徒と行いました。
今年も演示実験も含めてたくさん行って行こうと思います。
もちろん実験後指導もしっかり行うつもりです。
楽しみます!
Commented by t.hashimoto at 2017-04-29 21:17 x
お久しぶりです。
画像を見ながら20年前を懐かしんでありました。
先生が実験をたくさん行って下さったこと、大学でも実験の重要性を学んだこと、有り難く思います。
分液漏斗の実験は先日、生徒と行いました。
今年も演示実験も含めてたくさん行って行こうと思います。
もちろん実験後指導もしっかり行うつもりです。
楽しみます!
Commented by TanMatsui at 2017-04-29 22:00
t.hashimotoさん
 お久し振りです。この歳になって (笑) ,まだ楽しみながら教壇生活を続けています。
 相変わらず ”チョーク一本 (今はホワイトボードですが) で教壇に立たない” ことを励行しています。

 そろそろ教育実践の纏めをしたい気持ちが強くなり、今年度は やたらにブログに
「化学教育」 のカテゴリで、記録を載せています。
 読んで頂き、感想コメントを書いて頂ければ幸いです。 最近はMixi には書き込みをしていません。
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