「百聞は一見にしかず、されど百見は一行にしかず」 という言葉があります。自然科学教育では当を得た言葉です。今年も新しい年度が始まり、この格言を実行しながら化学教育に微力を尽くしたいと気を引き締めています。
化学は (物質の科学 Material Science) と云われるとおり物質を扱う内容です。 常に
「見せる(一見)とともに行う(一行)」 ことを目指したいものです。

← 導入段階で出てくる物質は元素の周期表からみた
アルカリ金属です。が、取り扱いに細心の注意を要するため、また、教師が適正な実験法を知らないために、ややもすればこの実験をパスします。 そして、実験をする時間がない、教科書が進まない、などと。
学生・生徒にとって最も関心のある実験の一つは、アルカリ金属 (リチウムLi、ナトリウムNa、カリウムK…) の反応です。
このうち、3種類は我が家に保存 (写真のように風邪薬の空き瓶に入れ)、 この時期になれば職場に持参して演示実験(デモ)を行っています。
アルカリ金属の中には原発事故でニュースになったセシウムCsも含まれています。
アルカリ金属を並べてみました。このなかには、中には原発事故でニュースになったセシウムCsも含まれています。
(出典
世界で美しい化学図鑑)
これらのアルカリ金属は水との反応すれば (YouTubeで)
高校時代の化学でリチウム、ナトリウム、カリウムが水と反応する実験を自身の目でみた者はほとんどいません。演示すればアッと驚き、しばらくして 「アンコール!」 の声、こんなことから彼女達は化学に興味を示し始めます。
「驚きを」 を与えることが、「学習意欲への動機付け」 を与えること。毎年学生達の驚きを確かめながら新学期のスタートです。
この時期のキャンパスに咲く花風情は後ほどとし、講義内容を毎週アップするつもりはありませんが、スタート時の見せる実験記録ブログです。
現在話題になっている原子力発電所には、冷却用にこのナトリウムが使用されてあるものありましす。
原発とナトリウムの関係 や如何に。
(2011.4.21)