現在 広島県立美術館で、被爆65年企画
「廣島から広島 ドームが見つめ続けた街」 展を開催しています。
1915(大正4)年に建てられた広島県産業奨励館(開館時は広島県物産陳列館、現在の原爆ドーム)は、チェコの建築家 ヤン・レツル氏の設計によるもので、その優美なデザインで広く知られ 「廣島」 のシンボルとなっていたといいます。この展覧会は、被爆後は平和のシンボルとして世界に印象づけられたこの名建築と 「広島」 の街の変遷を、様々の作品と資料で表現しています。
← (産業奨励館 絵葉書より)
とくに、展示物の中で、現代の若者 (広島市立大学) が特別制作をした 「産業奨励館1/10模型」 は見事でした。私なりに被爆前の奨励館を、現在の原爆ドームの場所に配置してしてみました。こんな風景に近かったのでは。
この建物は、ヤン・レツル氏の設計とのことで、プラハ ヴァルタヴァ川のクルーズをしていると川下でお目に掛かることができます。
http://www.nhk.or.jp/sekaiisan/myphoto/gallery/index0906_031.html
そして、現在は同位置からの眺めは
これらを使って65年前の姿と現在を GIF化してみました。この画像に見え隠れしている 「旧広島市民球場」 のナイター照明灯も年内には姿を消す運命にあります。
お遊び的GIF加工をしてきましたが、今回は多少なりとも意味のある加工では? と自画自賛。
当日の美術館には女子学生のグループが展示物を熱心に観察したり、メモをとっている姿には感心しました。過去の 「廣島」 の足跡を改めてたどり、未来 「広島」 に向けた新たなメッセージを発信して呉れるであろうことを思いながら美術館を後にしました。
こんな動画がありましたので参考までに。
(2010.9.3)